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風水の歴史

さまざまな流派が存在している風水ですが、現代に伝わった風水の歴史は、古代中国から始まります。古代中国の人々にとって、風の流れ、水の流れを適切に判断し、家族が安心して暮らせる場所、ご先祖様を安心して埋葬できる場所を選ぶことは、とても大切なことでした。風は、人々に安らぎや涼を与え、水は人々を潤し活力のもとなる。しかし時として、強風は住まいや農作物を脅かし、河川の氾濫は財産や命を奪うものでもありました。風の流れ、水の流れを適切に判断し、すなわち『気』を読めば幸福になれる。これが風水の始まりなのです。
「自然と共存する」ことから始まった風水。「生気は大地にあって、万物を育む」と言われるように、古代中国の人々は『気』は生命の源になると考えられていました。古代中国の皇帝たちはこぞってこの風水を学びました。風水を軍策に利用するためです。効率よく敵を攻めるにはどこに陣を構えどこから攻めればよいか、また、攻撃を受けない城はどこに築けばよいかなど、風水を用いて地理的・方位的に判断していたのです。国が安泰になれば、繁栄する都・国作りに風水は応用されました。こういった事情から風水は、秘密裏に行われ、皇帝・政治家・貴族といった、特権階級の中でしか行われませんでした。風水の歴史はそのほとんどが隠れた、あるいは隠された歴史といって良いでしょう。そんな風水が、中国庶民に伝わったのも唐の時代です。皇帝に仕える風水師ヤンインショウが、貧しい庶民救済のために風水を直し、これがきっかけとなり中国庶民の間にも風水が広まりました。
日本に風水が伝わったのも、ちょうどこの前後と考えられています。遣隋使や遣唐使によって仏教と共に風水がもたらされたとされています。日本の風水は、高僧や陰陽師らによって司り、都市の計画や寺社仏閣などの公的な建物へと応用されました。奈良の平城京や京都の平安京、福岡の太宰府は風水を取り入れて作られました。後には鎌倉幕府による鎌倉の町づくりや江戸幕府による江戸の町づくりにも風水が用いられたと言われています。
日本の風水は、大陸特有の中国風水と分かれて、島国である日本の風土に合った風水として発展しました。やはり日本でも、特別階級の者でしか使われなかった風水ですが、江戸時代に入って、やっと風水が一般庶民のものとなりました。しかし風水という言葉ではなく、家相と言う言葉で風水が定着したようです。そのため、日本ではしばし、風水と家相が混同されることになったのです。
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占いの類と混同されやすい風水ですが、実は全く違います。風水とは、読んで字のごとく「風と水」。風は、宙を舞う体で感じる空気の流れから、目に見えない『気』や『エネルギー』の流れを意味しています。そして、水は、自然界に存在する水全てを意味し、『気』や『エネルギー』の溜まりをも意味しています。この「風と水」のバランスの良い状態であれば、人に限らず生物は、心地よく暮らせる。そんな考え方からなる、古代中国から伝わる学問のひとつなのです。 人は、風通しが悪く空気の淀んだ空間にいると、息が
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